2011年2月14日月曜日

アーティスト≠画家?

アートは芸術?アーティストは芸術家?画家はアーティスト?美術家は画家?画家はアーティスト?

そんな疑問がこの世界にはあります。
別にどっちだっていいと言ってしまうと意味がないんですが、
「これで行く」と決めないと端から見た人は信用できないもんです。判断も出来ません。
ちょこっと説明。




現代において、画家は、職業人としての画家、芸術家としての画家、あるいはイラストレーターに代表される商業美術を手掛ける、より大衆的な存在、また趣味性によって絵画を描くことを楽しむ者、あるいは漫画のような娯楽作品を制作する漫画家など、様々な類型を内包する概念となっており、更におたく文化と連動して、自身の趣味性から漫画の延長的な独特の技法を用いたイラストレーションを制作する者など、その類型は無数に存在する。

これは本当に曖昧。
まあ簡単に。椹木野衣さんの「反アート入門」から抜粋。
椹木野衣さんの「反アート入門」には芸術にはふたつの概念があると書いています。
ひとつは「工」。「工=こう、たくみ」。技です。職人としての芸術みたいなものです。
もうひとつは「趣=おもむき」 趣味の趣です。水墨画とかの染みみたいなものです。なんかいい。でも、考えても出来ない自然に出来たものと解釈。

じゃあ芸術はアートか。
アートは西洋で出来たので、西洋の文化にそって出来上がっています。その文化には「趣」は排除されて来ました。じゃあ「工」か。それもちょっと違います。西洋文化では考える事と身体を使う行動を別々に考えていたんです。その前者の思考の方が社会的にも優位な世界だったんです。ここからアートの文化が続いてるので思考優先で「身体使わなくてもいいじゃん。考えたら職人にやらせるよん!」ていう社会になって、わけ解んないところまで行っちゃったんです。だから芸術じゃないんだなこれは。でも芸術です。そこは本を読もう!!

画家はアーティストか?
アーティストではあると思うけど、すべてがアートではないという感じかな。個々に分散してる感じがあるんでアートする人もいれば、ただ好きなもの描いてると言う人や頼まれて描く人がいるという。見てる方からは見た目じゃ解んないんで難しいとこですよね。

そこは作家自身がちゃんと説明してくれればいいんですけど。みんな一色単に考えるから。
ギャラリーがちゃんと分けてやればいいんです。利益の為にやるから訳が分かんない人が展示会開く事になるんです。
&趣味も一色単になってるから、質がわるいわるい。
そりゃ見に来た人はがっかりします。
その目線が足りないんです。
貸しギャラリーがお金取るのはアーティストからだから、
アーティストが喜べばいいと言う考えです。
それを改善すればもっと人が来る場所になるし、絵画も身近になると思います。


絵画が世界には溢れ帰ってます。アジアだって、アフリカだって、南アメリカだって中東だって、ロシアだって。 アートの社会だってこれから変わると思います。もっと広く広くならざるを得ないんです。
そのときに絶対感じるはずです。自己主張の大事さとアートの大事さを・・・・。

ちなみに俺は画家でやっていきます。出来る限り広く手を伸ばしながら・・・。

立体は考え中かな・・・・。




反アート入門 椹木野衣
http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8D%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%A4%B9%E6%9C%A8-%E9%87%8E%E8%A1%A3/dp/4344018095/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1297693188&sr=8-1






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